登録事務所 その2

次に登録した事務所は、家から電車を乗り継いで1時間半ぐらい。

やっぱり、何か緊急のときには出向けるような距離にありました。

募集では「経験者優遇」となっていましたが、一応、経験者なのでスルー^^


今回の会社のトライアルは、

自宅ではなく、面接をかねて、会社に行って実際に10分ほどのテープを起こすものでした。


いつも使い慣れているものではない、他人のキーボードでの入力。

ほんとうに使いづらく、緊張で手が震えました。

ほかに、漢字テスト一般常識問題をいくつか。

何とか無事合格しました。

 

というか、

いま思えば、

あのときの トライアルは、とりあえず、かたちだけやったって感じ。

「あんまりにも常識知らない人だったら困るしね~。だから念のため」という程度のものでした。

 

だけど、期待していたお給料は、

単価が10円アップしただけ。

えーん 泣いちゃうよう。

 

でも、担当者の男性の印象もよく、

3カ月は試用期間でその後はまた単価をアップするとのことだったので了承しました。

 

今回の会社は、面接したときの男性が担当者につきました。

依頼があるときも、

納品するときも、

質問があるときも、

すべてまずはその方とやりとりします。

いつも丁寧に対応してくださって、前の事務所のスタッフの方とは大違い。

「お疲れ様です」とか、

「助かります」とか、

「よろしくお願いします」とか、

仕事依頼のメールや電話にそういう言葉が入っているだけで、

こちらの気持ちも全然違います。

 

社会人としては当たり前のことかもしれないけど、それまでが違いましたから、

かなり気持ちよくお仕事ができるようになりました。

これなら、試用期間中の80円の単価でも何とかガマンできる・・・・・・。

 

ところが、

 

 

ところが、

 

ところが、(←シツコイ)

 

この会社、実はとんでもなかった・・・・・・(涙)

 

ほとんど個人経営のような小さな事務所だったので、

社長と、わたしの担当者である若い男性が営業に回って仕事を確保していたみたいなんですが、

うまく会社が回っていなかったようなんです。

 

出版社のチョー急ぎの案件とか、盗聴テープとか、やりづらい仕事ばかりが入ってくる。

納期がすごく短い。

録音状態が最悪。

ひどいものでは、

ザーザー、ガサガサッ、カチャカチャ(雑音)、ああ、それね、○×▲☆*#!ってこと、ガリガリガリガリ・・・

みたいな録音もしょっちゅう。

 

拾える音は

「ああ・・・」とか、

「えーと、あのとき」とか、

「うん?だれが?」とか、

しゃべっているのがたまーに聞こえるだけで、ほかは全部雑音

喫茶店で隠し録りしているらしく、BGMや他人の話し声に紛れて、話者の特定もできない。

 

こんなテープ、起こせないよ。

起こしたところで、一体何に使えるんだよお。

 

でも、仕事なので、半べそかきながらやりました。

 

なのに、なのに、なのに(シツコイ)、

給料不払い なんですよぉぉぉ・・・・・・_| ̄|○

 

1カ月目はちゃんと支払いがありました。

決まった日に、しっかり口座に振り込まれていました。

2カ月目、あれ?入ってない。

予定の3日後に、「手違いがあったので、しばらくお待ちください」との連絡が。

その後、1週間、10日たっても、「もうしばらく」の連絡ばかり。

 

その間に仕上げた仕事もありました。

 

やっと2回目のお給料が振り込まれたと思ったら、

3カ月目の振り込みも予定日にまた入ってない。

 

そのうちに、

資金繰りが厳しくなった

今、必死で営業に回って次の仕事を確保している

必ず立て直すのでしばらく辛抱してほしい

との連絡が入るようになりました。

 

しまいには、必死に回った営業で獲得した名刺入力の仕事までやらされるハメに。


ワタシ、テープ起こしのお仕事がしたいんですーーー!!

 

そうこうしているうちに、

担当者の例の男性から連絡がありました。

あの会社はもうだめです。社長のやり方がマズくて社内分裂を起こしている。

わたしも独立することに決めました。そこで、あなたについてきてほしいのです」 と。

 

なんじゃ~、この会社。 もうやってられん。

わたしは普通の主婦として、在宅でテープ起こしの仕事を地道にしていきたいだけなのに、

変な会社の紛争なんかに巻き込まないでくれ~~~(怒)

 

確かに、

担当者の方から「ついてきてほしい」と連絡をいただいたときはうれしかったし迷いました。

とてもいい方だったし。

短い間だったけれどお世話になったし。

「これって引き抜き?だよねぇ」とも思ったし。

だけど、その人はまだ若く、とてもじゃないけど成功するようには思えなかった。

その人個人でやるならいいかもしれないけど、

わたしがついていって、軌道に乗るまでともに苦労をなんてことはできません。

 

きっぱりお断りして、

催促して、催促して、催促して、

お給料をちゃんといただいてその事務所を辞めました。

 

 

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