速記会社の採用試験

 

大手の速記会社。

ずっと、狭き門だと思っていました。

採用試験に落ちた人の話をいくつも耳にしているし、

実際、わたしは募集条件に見合っていません。


でも、この会社なら、わたしが目指しているところにたどり着けるような気がしていました。

在宅勤務者として、こつこつとテープ起こしの仕事に専念できる。

もっと、もっと、技術的にもレベルアップできる。

そんな気がしていました。

 

そして、意を決して、履歴書を送ってみる・・・。

 

なんと! すぐに会社から電話がきて、試験と面接をすることになりました。

 

えーー! 門前払いだと思っていたのに~。 (←うれしい悲鳴^^)

 

 

当日、スーツを着込んでいざ出陣。

だけど、緊張と意気込みすぎ、さらに、なれないヒールで足がもうすでにガクガクしていました。

 

会社に着くと、社員の方がひととおり社内を案内してくださいました。

研修中の方や、社内勤務の方々が、黙々とパソコンに向かい打ち込んでいます。

す、すごーーーい・・・。

その雰囲気に圧倒されてしまいました。

 

そして、少し離れたところの席で、まずは実技テストです。

テープを渡され、30分ほど入力。

 

で、できない・・・ _| ̄|○

 

以前の登録事務所でのトライアルのときもほんとうに緊張したけど、

今回はウルトラ級。

だって、背後でずーーーーっと見てるんですよ、担当者の方が。

しかも、ここのキーボード、スペースキーとかシフトキーの配列がちょっと違う。

なんだこりゃ (゜_゜;)

単語登録も使えないし、省入力変換候補も出てきません。

手が震える・・・。

いつものペースで打てなーーーーいっっ!!!

 

結局。

必死でがんばったのに、

30分の時間をいただいて、テープのカウンターを見るとたったの3分ほどしか起こせていません。

でき上がった原稿は数行。

そして、背後で見ていた担当の方がひとこと。

「入力、遅いねぇ。 それと、数字キーを打ち込むとき、手元を見ていたでしょう。」

 

・・・・。 ぐわ、もうだめだ。

 

担当者の情けか、その後、国語と一般常識問題のテストも受ける。

か、書けない・・・ _| ̄|○


この速記会社の問題、すごーく難しいとは聞いていたケド。

ほんとだよーーー(T.T)

 

絶望的な状況で、

担当者の方の採点が終わるのを待ちました。

「最初から無理だと思っていたんだから、会社の様子を見られただけでもよかったよ・・・」

と、少し自分をなぐさめながら、結果が出るのを待ちました。

 

ツカツカツカと、担当者が答案用紙を持ってわたしの前に。

「うだうだと話を引っぱられるのはいやでしょう。だから、まず結果を言いますね。

あなたは、落第です。」

 

 

・・・。

 

わかっていたよ。わかっていたんだけど。

がっくり落ちていた肩が、これでもかというぐらいに、さらに落ち込みました。

 

ところが。

わたしはその後、担当者の方から思いがけない言葉をいただいたんです・・・。

 

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